〜こうして時を刻んで〜

〜こうして時を刻んで〜

櫻葉。

いつもお世話になってるさんが先日結婚記念日をお迎えになったとかで

お邪魔するのが遅くて過ぎてしまいましたが、おめでとうございました

ご夫婦でお店を切り盛りされているさんはは大変お忙しくされてたみたいですが先日少し遅れてのお休みにはご夫婦で旅行にもお出掛けになられて、とっても素敵なご夫婦だと思いました。

うちは旦那とけんかばかり(とはいっても口の立つ旦那に言われっぱなしですが)で疲れてきたりしてましたが、見習おう!!も少し頑張る!!と思いました

櫻葉er(翔ちゃん雅紀くん)の願望と妄想です。

苦手な方はご注意下さい。

ただいま〜

玄関で靴を脱ぎながら声を掛ければ廊下の奥の部屋のドアが開いて悪戯っぽい無邪気な笑みを浮かべた雅紀がひょっこり顔を出す。

お帰り、翔ちゃん

その顔を見ただけで愛しさが溢れてきて顔が雪崩のように崩壊していくのを自覚する。

だけどここは俺達二人の家だから誰かの目を意識して堪える必要もなく

デレ過ぎ

と雅紀に両手の親指と人差し指でいつもみたいに頬を軽く摘ままれるまで盛大にデレる。

ただいま、雅紀

満面に笑みを見せながら俺に向かって突撃してくる雅紀を両手を広げて向かえ入れるスタンバイをして待つ。

しょお〜ちゃんっっ!!

うぉっっ!!

ぴょんとジャンプして飛び込んでくる身軽体をキャッチして受け止めればくふふ、と笑って、してやったりみたいな顔で俺の顔を覗き込んできた。

翔ちゃんお疲れ様

あれ?いつもと違うね。いつものデレ過ぎだよ、翔ちゃんじゃねぇの?

と、俺の頬を撫でる雅紀の両手を掴んで言えば

だってオレもデレデレの顔してるでしょ?

と返された。

ねぇ、びっくりした?

口元に弧を描くような笑みを浮かべる雅紀にの言葉に

全然?いつもみたいにタックルかましてくる方がびっくりするぞ?

そうなの?いっつも同じじゃつまらないと思ったのに

そう答えれば、むぅ〜っと唇を尖らせて下を向いてしまう。

本当は、全力でジャンプして俺に体重を掛けて来ようがタックルをかまされようがこいつなら余裕で受け止められる。

受け止めてやる。

隙を見つけて尖らせた唇に狙いを定めて顔を近付けたのに触れる寸前で雅紀の右の手のひらが俺の唇に当てられた。

翔ちゃん、ちゃんとうがいしてくれないとちゅーしないよ?ついでにお風呂入ってきなよ、ご飯用意しとくから

雅紀はそう言ってくるりと向きを変え一人奥まで戻って行った。

風呂上がりの下着だけを身に付けた姿を見た雅紀は

翔ちゃん、せめてシャツ着ようよ

とはぁ〜とため息を吐いた。

だってあちぃし。それにどうせすぐ脱いじまうんだからいいだろ、別に

そう言うと

裸で飯食うのかよ、翔ちゃんは

雅紀は呆れた様な口調で言いながらテーブルに食事を並べていく。

雅紀、手伝おうか?

大丈夫だよ?翔ちゃん仕事から帰って来たばっかじゃん。座っててよ

お前もだろ?手伝うよ

いいよ、翔ちゃんは座って待っててよ

とりあえずシャツを着て、キッチンとリビングを往復する雅紀を手伝おうと忙しなく動く雅紀のあとを手持ち無沙汰のまま着いて歩く。

もう、翔ちゃん邪魔だよ!!オレやるから座って待っててって言ってんじゃん!!

振り返った雅紀にそう怒られてしまった俺は仕方なくリビングのソファーで待つことにした。

翔ちゃ〜ん出来たよ?早く食べよう

缶ビールとグラスを持ってきて、少し不機嫌そうな俺の顔に気付いた雅紀は殊更俺の喜びそうな笑顔を浮かべてほら、とグラスを持たせてビールのプルタブを勢いよく開けビールを注ぐ。

自分のグラスにも手酌で注いで

かんぱ〜い

と言って、ムスッとしたままの俺のグラスに自分のグラスをカチンと当てた。

はぁ〜うめぇ!!翔ちゃん、食べよ食べよ頂きま〜す

ビールを一気に煽ってグラスを置くと雅紀は手を合わせて箸を取る。

食べないの?翔ちゃん

ちらりと上目遣いで俺を見上げる雅紀にため息をひとつ吐いて箸で中華風の炒め物を口に入れる。

ねぇ翔ちゃん、それうまい?

ちょっと変わった味付けだけども雅紀が作るものに失敗はないと思っている俺は首をこてんと傾げて俺の顔を覗き込む雅紀にいつまでも不機嫌なままでいるわけにいかなく正直に答える。

うん。普通にうまいよ?これ初めて食うような味じゃね?

だろうね。それ、塩と砂糖入れ間違えたから

中華風の冷奴を口に入れてさらりと言ってのけた言葉に口に含んだビールを噴き出す。

前までは大丈夫だと言っても作り直していたはずなのに、最近は普通に食わされるようになって、しかも自分は箸をつけない。

雅紀とのこうした二人の時間が増えるにつれ、俺の扱いも随分ぞんざいになったなぁと悲しくなったけど、ニノや風間とヨコに対してもこんな感じだったのを思い出して、きっとこれは俺に対しての特別な気遣いや遠慮がなくなったんだろうと思えてくる俺はどれだけ雅紀に甘いんだろう。

失敗作の中華風の炒め物を缶ビールで胃の中に流し込みながら全て平らげて暫くした頃。

頬がほんのり赤くなった雅紀の目がとろんとろんになってきた。

仕事が忙しく、疲れ気味なせいか、そんなに呑ませたつもりはなくても酒の回りが早い。

そろそろ片付けなきゃね〜

テーブルに手をついて立ち上がろうとする雅紀の肩に手を置いてもう一度座らせた。

いいよ、雅紀。俺が片付けるから少し休んでろ

えぇ〜?いいよぅ〜翔ちゃん、オレやるからさぁ〜

ふわふわしたゆっくり緩い口調の酔っ払い雅紀は危険だ。

ふらふらと千鳥足であちこちに体をぶつけたり自分の足でもつれて引っ掛かって転んだりする。

こんなやつに後片付けを任せるわけにはいかない。

怪我でもされたら大変だ。

大丈夫だよ〜翔ちゃんがやってお皿割ったりしたら余計仕事増えるじゃん

酔っ払い雅紀が頬を膨らませて睨む。

それは俺のセリフだ。雅紀、お前だって仕事で疲れてる。家に帰って来たってこんな風にしてくれるんだ。俺に出来ることはさせてくれ

膨らませた頬を宥めるように撫でるとうつむ雅紀が小さな声で呟く。

ありがとう、翔ちゃん。

短く返事をして空のビールの缶と食器をキッチンに運んで汚れた食器を食洗機に突っ込む。

戻ってくると離れた時間はほんの少しの間なのに雅紀はソファーのシートにうつ伏せて眠っていた。

しょうがないな

一人言を呟いて雅紀をソファーから引き離す。

俺よりほんの少しだけ背の高い雅紀だけど抱き抱えられないわけじゃない。

雅紀の肩に腕を回して膝裏を抱え上げて寝室に運ぶ。

ベッドに下ろしてもピクリとも反応を示さない雅紀の寝顔をじっと見る。

さすがに今の雅紀の仕事のハードさを思えばいつもみたいに寝込みを襲うのは気が引けてきて薄い肌掛け布団を掛けて額にキスをした。

Sさんにサプライズで押し付けてやろうと書き始めたのに3日が過ぎちゃった()

失敗作を食べさせられる翔ちゃん

でも実はリアルに食べさせられてたこともあったりしてかの俺千葉のしらすパスタやこれ

済みません、ネットからお借りしてます。

翔ちゃんの大好きなフレンチトースト

今アメ限のお話も書いていて、ネタ探ししながらだと全く進まなくて

しかもやっとネタ見つけて書き始めたのにうっかり半分くらい書いたやつ削除しちゃうし

あとね、実は私にもプロフ画バトン回ってきてます。

明日はこれか書かなきゃ

夜分の更新済みませんでした